経絡とツボと気
経絡とツボと気の関係
経絡は、「気」=いわゆる生命活動エネルギーを運ぶパイプのことです。
身体の中に見えない地下水脈が上下に14本走っていると思って下さい。
そしてその地下水脈が体表に飛び出した穴のことをツボといい、全身には750くらいの穴が開いています。
これを温泉で考えると、ちょうど地下を掘り進んで湧き出た温泉がツボで、その水脈が経絡です。
ところで「気」には病を作るような汚い「悪い気=邪気(じゃき)」と自然治癒力を助けるような自然界や宇宙に溢れている「良い気=正気(せいき)」があります。
ツボは邪気と正気の出入り口
自分の内側の生命活動エネルギーと、自分の外側の自然界のエネルギーとの交流に使われるのがツボです。
筋肉の緊張などによって、このエネルギーの出入り口であるツボが閉じてしまうと、自分の中の不要なエネルギー(邪気)が排出できません。
また、自然治癒力を助ける正気も入って来ません。
すると経絡の中を流れる「気」がドロドロになり流れが悪くなる。
これを改善し、経絡の流れを良くするのに脱力が重要な役割を果たすのです。
そして、指圧や鍼などでツボを刺激しているのは、詰まったツボを開いて、邪気を出し、正気を取り入れ、経絡の中を「気」がサラサラと流れるようにする目的で行なっているのです。
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